コロナ禍のムラムラを不倫で解消!?「マスク密会」は探偵にバレちゃう?弁護士徹底解説。

今回も不倫に詳しい安藤弁護士に昨今の不倫事情と弁護事情をうかがいます。

―「マスク不倫」が流行しているのか、不倫事情に詳しい安藤弁護士に聴きます。

 僕的には疑問です。マスクをしていても、顔の識別はできますので、同じ顔が増えるという言い分にはあまり理由はないと思います。

 また、探偵も自宅からつけていることが多いので、あまり意味がないのではないでしょうか。

―自粛期間中、ご主人は在宅勤務で、子どもたちも学校がないため、ずっと家にいたこともあって、「大変でしたよ。家事もそうだけど、何よりも不貞相手のカレと2か月近く会っていませんでしたから」とのことですが、これは多いのでしょうか。

 たしかに、自粛中は外出は理由がないとできませんでしたので、ご主人やこどもが会社や学校にいってくれれば情事を楽しむ傾向はないとはいえないでしょう。

―コロナ禍で性的な欲求を募らせまくっていた様子。それもそのはず、不貞妻の多くは、夫や子供が出かけている日中にイケナイ遊びに出かけるものだ。そうした逢瀬の時間がまったく取れない状況であったのは言うまでもない。

 夫とのセックスレスの夫婦が多いような気もします。またコロナだと仕事先でも接触する人が限られるので、一例を挙げると、レストランの店長とパートの妻がいたしてしまうということはあり得るのです。ソーシャルディスタンスのため、他人には近づけないので比較的親しい友人といたしてしまうこともあるかもしれません。

 

―緊急事態宣言の解除で不倫は増えますか。

 今でも在宅ワークが多いですので、夫が家からいなくなっているわけではないです。コロナ前に比べると、「アフターコロナは不倫がしにくい」といえると思います。

 たしかに緊急事態宣言中で自粛の嵐と比較をすればしやすいですが、アフターコロナで、夫が週3で在宅ワークをしたり、こどもも在宅学習が増えたりするかもしれないからです。

 W不倫の場合、スケジュールがなかなか合わないということが予測されます。

―昼間に情事をするというのは、カラオケボックスなどで在宅ワークをするというような名目で増えるのではないですか。

 緊急事態宣言中は、そのようにいえて増えていたように思いますが、アフターコロナでいったん元に戻ると昼間の不倫が増えるとまではいえないでしょう。

―マッチングアプリなどを利用して、相手探しに走るでしょうね。実際、マッチング系の掲示板を覗くと、《もうガマンできない!誰でもいいからほしい》《ようやく旦那から解放される。このストレスを一刻も早く不倫で発散したい》といった書き込みが見られました

 この書込みはサクラの可能性もありますので(笑)。普通は、あまり直接的な書込みをしないことが多いです。細かい話はチャットでやりますので。

―“テレワーク応援プラン”なるものでホテルでの不倫は増えますか。

増えますね。「からワーク」が増えて、口実だけテレワークというものが増えるでしょう。

―ホテルのテレワーク応援プランが白昼不倫の隠れ蓑になっているとの見解についてはいかがでしょうか。

 就業時間についてサバをよんで不倫をするパターンも十分考えられます。例えば7時終わりと申告しつつ、実際は5時から不倫しているということはあり得るでしょう。

―「マスクをしていればバレない、探偵に写真を撮影されても『自分じゃない』と言い切れるという自信からか、けっこう堂々と逢瀬を重ねていたカップルがいた」との見解についてはどうですか。

 確かに断片的な写真ならそのような可能性は出てくるでしょうね。なんとなく裁判でマスクをつけて実際上検証をすることにより心証をとることもあり得なくはないです。また、探偵の場合、ルートを撮影されていますので意味がないようにも思います。今までの裁判でもビフォーコロナでもマスク姿は多くみられました。したがって、自分じゃないという言い分は通りにくいでしょう。

―同僚がテレワークのホテルに入った場合はどうでしょうか。

 会社の業務指示でない限り、難しいでしょう。

―不倫をした女性の言い分として、「みな実~、先輩から書類を持ってきてといわれただけなんです」という抗弁は信用できますか。

 5分くらいですね。1時間以上滞在したら不倫です。限度がありますね。

―ありがとうございます。本日は不倫事情に詳しい安藤弁護士にお話しをうかがいました。

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